身長制限のある職業

身長制限のある職業、というとどんな職業をイメージしますか?

真っ先に思い浮かぶのが、モデルではないでしょうか。

スラッとした高身長なモデルですが、明確に何cm以上いないとなれないといった制限はないんだそうです。

でも、世の中には、身長制限がある仕事はけっこうあるんです。

そこまでハードルが高くない身長制限も多いですが、中には背が低い人にはかなり厳しい身長制限のある職業も…

そこで、身長制限のある職業をまとめてみました。

身長制限のある仕事

警察官

  • 男性警察官・・・身長おおむね160cm以上
  • 女性警察官・・・身長おおむね155cm以上

捜査や犯人逮捕など身体的な強さが求められる警察官。

警察官の身長制限は、ハッキリと160cm以上とか155cm以上という表現ではなく、「おおむね」がつきます。

つまり、絶対160cm以上または155cm以上ないと、警察官になれない、というわけではありません。

明確な制限というものではなく、一応参考として身長制限が設けられているようです。

消防士

  • 男性消防士・・・おおむね身長160cm以上
  • 女性消防士・・・おおむね身長155cm以上

緊急時のスピーディな消化活動や過酷な防災活動を行い、身体的な負荷に耐えられる屈強さを求められる消防士。

ギリギリの場面での精神力も求められ、心身ともにタフさが求められる職業ですよね。

消防士=体育会系のガッシリした体型、というイメージが強い消防士ですが、警察官同様、身長制限はあるものの、絶対的な身長制限はないようです。

また、「おおむね」何cm以上も自治体によってさまざまで、中には身長制限を全く設けていない自治体も多くあります。

狭い空間での救助活動など、むしろ低身長であることがメリットとなるケースもあるから、だと言われています。

実際、身長の低いマッチョな消防士ってけっこう多いような気がしますね。

自衛官

  • 男性自衛官・・・身長155cm以上
  • 女性自衛官・・・身長150cm以上

訓練や災害時はもちろん、場合によっては紛争時にも活躍を求められる自衛官。

厳しいシチュエーションで的確な行動ができるよう、屈強な身体が必要とされています。

そんな自衛官にも、身長制限があります。

自衛隊入隊時の身体検査では「男性155㎝以上、女性150㎝以上」という規定があります。

警察官や消防士に比べると、男女ともに5cm低い身長制限となっています。

さらに、2019年4月1日から、身体検査の合格基準が一部変更され、現在では、

  • 男性・・・身長155cm以上 → 身長150cm以上
  • 女性・・・身長150cm以上 → 身長140cm以上

とさらに緩和されたようです。

より多くの人が自衛官になれるよう、門戸が広げられたわけですね。

SP(Security Police)

  • 男性SP・・・身長173cm以上
  • 女性SP・・・身長170cm以上

警察官の身長制限よりも、はるかに厳しい条件が課されるのがSP。

男性の場合13cm、女性の場合はなんと15cm以上も厳しい基準となっていますね。

要人警護や護衛といった職種内容から、同じ警察官といえども、より一層高い身体能力が求められているということなんでしょうね。

とくに、女性の場合、身長170cm以上というと、日本人女性の平均身長より10cm以上も高いわけですから、身長制限だけでかなりの狭き門だというのは間違いないですね。

SPは選ばれし者だけが就ける職業、といえそうですね。

航空自衛隊

  • 男女とも・・・身長158cm以上190cm以下

ちょっと変わった身長制限があるのが航空自衛隊です。

身長制限に、上限が設定されているのは、なかなか見たことのないケースではないでしょうか。

なぜ、190cm以下という身長の上限設定があるのかというと、航空自衛隊が乗る戦闘機のコックピットのサイズのためです。

戦闘機のコックピットは狭いため、身長が大きすぎるのはNGなんです。

高身長に憧れる男性からしてみれば、身長190cm以上あったら最高かもしれませんが、航空自衛隊で活躍したい人に限っては、高身長は恨めしいものでしかないかもしれませんね。

力士

  • 身長167cm以上

大相撲力士になりたい人が乗り越えなくてはなけない最初の壁が新弟子検査。

新弟子検査に合格して初めて、日本相撲協会に登録され、正式な力士として認められることになります。

その新弟子検査の項目の一つに、体格検査があり、そこで求められる基準が身長167cm以上、体重67kg以上。

なお、中学卒業見込者限定で、身長165cm以上、体重65kg以上という基準があります。

2012年3月場所までは身長173cm以上、体重75kg以上という身長制限と体重制限だったということから、それに比べると、だいぶ緩和されたような印象を受けますね。。

これは、力士になりたいという若者が減っていることから、少しでも間口を広げたいということなのかもしれませんね。

CA(キャビンアテンダント・客室乗務員)

  • 日本航空、シンガポール航空…身長158cm以上
  • ユナイテッド航空…身長152.4cm以上
  • エミレーツ航空(UAE)…身長160cm以上かつアームリーチ212cm以上
  • エバー航空(台湾)…身長160cm以上

女子が憧れる職業の一つ、CA(キャビンアテンダント・客室乗務員)。

CAといえば、高身長でスタイリッシュな外見の女性、というイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか。

機内の乗客を一望できるように高身長が望ましいとされているCAですが、実際、身長制限のある職業です。

なぜキャビンアテンダントに身長制限が必要なのかというと、ある程度の身長がないと業務に支障をきたしかねいということが理由としてあるようです。

たとえば…

機内のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)の開閉や、その中に入っている備品の出し入れなど、高所に手を伸ばす安全業務があります。

背が低くて、届かない、ではたしかに厳しいですよね。

ですが、実際のところは航空会社によって、身長制限の数値はさまざま。

けっこう、航空会社によって、開きがあるように感じませんか。

たとえば、身長152.4cm以上といえば、日本人女性の平均身長よりも低いので、そこまで厳しい身長制限でもなさそうです。

ただ、一部の航空会社では、「身長などの応募条件に満たない方の応募はご遠慮ください」と、厳格に条件を定めているところもあるようで、航空会社によって、身長制限に対する考え方は大きく違うようです。

宇宙飛行士

  • 男女とも…身長158cm以上190cm以下

子供たちが憧れる職業の一つが宇宙飛行士ではないでしょうか。

世界中のほとんどの人が体験したことのない無重力世界を旅することができる宇宙飛行士ってすごいロマンのある職業ですよね。

そんな宇宙飛行士には、身長制限ではなく、適正身長が定められています。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、宇宙飛行士の適正身長は、男女問わず158㎝以上190㎝以下。

なぜ、190cm以下なのかというと、190cm以上だと、宇宙船ソユーズで地球に着陸した時の衝撃によって、頭部などを船体に打ちつけてしまう危険性が高まるからだとか。

また、船外活動を行う際には、宇宙服のサイズの関係上、165cm以上が必要だといいます。

宇宙飛行士ならではの身長制限といえますね。

まとめ

身長制限のある職業について、まとめてみましたがいかがだったでしょうか。

もちろん、身長制限なんて全く関係のない職業や仕事のほうが、世の中的には圧倒的に多いのが事実。

だから、身長制限のある職業のほうが特殊な職業といえます。

だけど、意外に、子供たちが憧れるような職業には、身長制限のある職業が多いなと感じませんでしたか。

この先、身長制限のある職業でも、その条件がより緩和されて、なにも心配いらないという状況になっていくかもしれません。

が、もし、子供が大きくなって進路を決める際に、あと数センチ背が伸びていればとガッカリしたり、身長のせいで夢をあきらめなければならないとしたら、悲しいですよね。

そのためにも、子供の成長期、身長が伸びる大事な時期こそ、運動、栄養、睡眠など、規則正しい生活を心がけたいものです。