身長スパートを生かす

「身長がもう少し高ければ…」

大人になって、身長の伸びが止まってからそう思ったとしても、

時すでに遅し。。。

体重と違い、身長はダイエットしたり、運動したりしても変化しない、変えられないもの。

それだけに、身長が伸びる時期は非常に貴重な時期と言えます。

そして、その中でも特に、貴重な時期と言えるのが成長スパートの時期。

成長スパートの期間は、身長の伸び方が急激になる期間だけに、いかにこの期間を有効に活かせるかが、大事になってきます。

そこで、成長スパートについて調べてみました。

成長スパートとは??

身長には、急激な伸び方をする期間が人生に2回あります。

それは、赤ちゃんのときにやってくる第一次性徴と、思春期にやってくる第二次性徴です。

そして、思春期に急激に背が伸びることを成長スパートというんです。

成長スパートが始まる時期・期間は??

成長スパートが始まる時期は、個人差があるため、◯歳から◯歳まで、と明確に時期を指定することはできないようです。

そのうえで、一般的に言われている目安は以下の通りです。

男子の成長スパート時期の目安

開始11.1歳→ピーク13.0歳

女子の成長スパート時期の目安

開始9.4歳→ピーク11.1歳

成長スパートのグラフ

女子の方が男子よりも2年近くも早く成長スパートが始まるんですね。

これなら、小学生時代は、女子の方が背が高いことが多いのも納得ですね。

そして、男女ともに、成長スパート開始からピークを迎えるまでの期間は、2年弱くらい。

この先、一生付き合っていくこととなる自分の身長を大きく左右する期間がこの2年間に凝縮されているかと思うと、非常に大事な時期だというのはいうまでもないところです。

成長スパートの伸び率は??

その後の一生の身長を左右するとは、どれほどの影響力があるのかって話ですが、女子の場合、成長スパートのピークでは、たった1年間で約8cmもの伸び率なんです。

男子の場合は、それより多く、1年間で約9cmもの伸び率になるんです。

まさに、身長にとってのボーナスタイムといった感じですね。

成長スパートの時期はどうすればいい??

「成長スパートが大事といっても、どうせ、身長は遺伝で決まるから、そこまで大きな影響はないでしょ」という思い、ありませんか。

たしかに、身長は両親から受け継ぐ遺伝的な要素が大きいと言われています。

ただ、遺伝的要素がすべてではなく、環境要因も影響するんです。

そして、両親の身長から算定される予測身長よりも、背を伸ばしたい場合、成長スパートの時期をいかに有意義に過ごすか、が重要になってくるといいます。

すると、具体的にどうすればいいのか、という話になってきますが、

成長ピークの前に運動や遊びで体を動かすことが重要なんです。

つまり、

成長スパートの期間に入ったなら、家でゲームしたり、塾に通って勉強したりするよりも、外で思いっきり遊んだり、駆け回ったりする方が、身長を高く伸ばせる可能性が高まるということなんです。

身長にとって、一生にわずか2年程度しかない貴重な時間。

親としては、この期間は、机に向かって勉強することも大事ですが、それ以上に、少しでも多く、身体を動かすことを子供にすすめるべき期間といって割り切ってもいいのではないでしょうか。

学力は成長スパートの期間以外でも、いくらでも伸ばせますが、身長は成長スパートの期間以外では、伸ばしたくても伸ばせないのですから。

成長スパートにまずは気づくこと!

そのうえで、まず最優先すべきは、子どもが成長スパートに入ったのかどうかに気づくこと、ではないでしょうか。

身長や体重に無関心で、貴重な成長スパートの時期を無駄に過ごしてしまって、身長が伸びないまま、成長期が終わってしまった…

なんて事態が一番悲しいし、悔しいことですよね。

そのためにも、まずは、現状把握

身長と体重を定期的に測り、スパートとピークを見逃さないことです。

開始からピークまで2年弱しかない成長スパートの期間を、年に1回の身長測定だけではなかなか気づきにくいもの。不十分です。

だからもっとこまめに、できれば、3ヶ月に1回程度は身長測定したいところです。

変化に気づくことこそ、身長スパートに気づくことに直結するわけですから。

身長が急に伸びたね、って言われたい。

こまめに、定期的に身長測定すれば、簡単に知ることができる成長スパート。

そのためにも、横軸に年齢、縦軸に成長率(cm/年)のグラフにして、変化がぱっと見でわかる、成長曲線を作成するのが便利でオススメです。

この成長曲線が大きく上昇し始めたときこそ、成長スパートに突入したとき。

両親の身長から算出する予測身長より背を伸ばしたいなら、成長スパートを見逃さないようにしたいところですね。

たくさん身体を動かすことで、「身長が急に伸びたね!!」って言われるようになりましょう!

まとめ

成長スパートについて調べれば調べるほど、大事にしなければならない重要な時間なんだと痛感しました。

成長スパートの時期を過ぎると、身長の伸び率は徐々に減少し、18歳頃には身長の伸びがパッタリと止まってしまうといいます。

そして、その後はどんな努力をしても身長を伸ばすことはほぼ不可能。。。

成長スパートをしっかりつかみ、しっかり活かす、

とてもとても大事なことですね。

身長成長曲線

我が子の成長。

親にとって最も関心の高いことの一つですよね。

「スクスクと元気に育ってほしい」

「グングン身長が伸びてほしい」

「健康的にたくましくなってほしい」

そんな願いとは裏腹に…

「うちの子は友達の中で頭ひとつ小さい」

「同い年の同級生たちより幼く見える…」

そんな不安や心配を抱える両親も少なくないといいます。

低身長症・低身長障害を疑う前に

我が子の身長の伸びが遅く感じるとアレコレ、いろいろな不安が頭をよぎるものですよね。

「低身長症なのかな…」

「低身長障害だったらどうしよう…」

そうした心配は、ただ心配しすぎなだけなのでしょうか。

そもそも、心配するレベルなのでしょうか。

「気にすることない、そのうち追いつくから」

と、周囲に励まされたとしても、たとえ、それがどんなに尊敬する人からの言葉だったとしても、心からは安心できないのではないでしょうか。

そこで、大事になってくるのが、

「客観的な数字」

客観的な数字として把握することで、子どもの身長の伸び・成長が今、どんな状態にあるのか、目に見える形で捉えることができるわけです。

それが無意味な心配や余計な不安を抱えないで済むことにつながると言います。

身長方程式

しっかりした公式・方程式を用いて数値化すること。

そして、グラフ化して、客観的に見える化すること。

それによって、余計な心配や不安がクリアになって、客観的な数字に基づいて、冷静に専門医に相談するべきか、そうでないのかを判断することができるようになるわけです。

では、具体的に、どんな数字を見るのかというと、

SDスコア

成長異常を見つける目安として用いられるのが、「SD」値。

SDとは、Standard Deviationの略で、標準偏差値を意味します。

標準偏差地とは、平均値からどれぐらい離れているかをあらわすものです。

  • SDスコア=(身長実測値−平均身長)÷標準偏差

このSDスコアでどう判断するのかというと、

+2SD~-2SDの範囲内にあればおおよそ正常。

一方、-2SDを下回る場合は、注意を払うべき低身長だという判断になります。

身長の方程式?公式?? 計算面倒くさくてムリ…

とはいうものの、こうした身長方程式や公式を見ただけで、拒絶反応を起こしてしまう方もいるかもしれませんね。

標準偏差ってフレーズだけで、ウンザリした気分になるかもしれません。

そこで。

現在では、ザックリと簡単に、子どもの成長が正常か異常か判断できる便利なアプリも登場しています。

公式・方程式を使った計算に抵抗を感じる方は、こういったツールを使うのもアリですね。

「すくすく成長曲線」というアプリなら、身長と体重と計測日を入力するだけで、自動的に成長曲線グラフにプロットされるので、ひと目でパッと視覚化できますし、SDスコアも自動で計算してくれるんです。

アプリ「すくすく成長曲線」より

まとめ

成長曲線を用いて、我が子の成長具合をしっかりつかむこと。

これが余計な心配や不安、ストレスを軽減することになりますし、実際に異常だと判断した際に、すぐに行動するための基準にもなります。

使い勝手のいいアプリもありますし。

親に取っても、子供にとっても、成長曲線を参考にして、過度に成長の遅れを恐れることも、何の根拠もない自信で大切な成長期を無駄にすることも回避して、伸び伸びと過ごしたいものですね。